苦しい心のほどき方
おはようございます。
連休が終わり、今日から通常運転でございます。朝晩の空気が、少し秋らしく感じるこの頃です。暑くて溶けそうだけど。
今日は、心のほどき方を考えてみようと思います。
私は常々、心に重きを置かないで、とお伝えしています。なぜなら、苦しくなるから。
わざわざ自分を苦しめるようなことをする必要はないと思っています。
でも、心が苦しくなるのが人間の性だとも思っています。喜怒哀楽があるのが人間だもの。
では、どうすればフラットな気持ちで過ごせるのか、私なりの答えをお伝えしようと思います。
①感情の揺れは丸飲みしない
誰かに怒られたり、他人の言動にイラッとしたり、嫌な感情が湧いてくると、ぐっと飲み込んでしまうことはないですか?大人なのだからと、平静を装うことは誰にもあると思います。
その気持ちをいったん飲み込むとしても、時間と相手を確保して、話せる状況を作れるといいと思います。
イメージとしては、嫌な気持ちを丸飲みするのではなく、咀嚼して(話して)から飲み込む感じかな。食べ物と同じで、感情の丸飲みも消化が悪いです。
嫌な気持ちを他人に話すこと自体に抵抗がある方もおられるかもしれません。だけど、こう考えてみるのはとうでしょう?
「私にだけは愚痴を言ってくれる友達(家族)」がいるとしたら、その人のことを大切にしたいと思いませんか?
だれかれかまわず愚痴をこぼす人はさておき、なかなか人には言いづらいことを話してくれる行為は、信頼関係が成立します。
私は思うんです。
「話を聞いてくれる人が1人もいない人生」より「話を聞いてくれる人が1人か2人いる人生」のほうが、圧倒的に幸せだと。
感情の揺れを咀嚼する癖をつけて、自分を苦しめないように訓練しましょう。
②腹が立ったら、体を動かす
気持ちの波が大きくなったら、体を動かしてください。
気持ちの揺れが大きい方は、元気なときは調子よく動けるけど、揺れているときに動けなくなるパターンが多いように思います。これは、心に比重を置きすぎているから動けなくなるのだと思います。
例えば、腹が立つ(気持ちの揺れ)→ダッシュ1本する、など気持ちが揺れたとき用の行動パターンをいくつか持っておくといいです。
自分の環境に合う、すぐにできる行動がいいと思います。
この方法は、精神科でも使われることがあるのですが、行動パターンを変えるのは根気がいるので、ご本人の意欲がかなり必要になってきます。
体を動かすルーティンができれば、やけ食い防止にもなるし、おすすめです。
③性格は変えられない、とタカをくくる
なんだか身も蓋もないことを申してしまいましたが、これは、「自分のことを自分が1番理解してあげよう」ということです。
年をとれば丸くなると言われるように、物事の考え方などは経験などによって多少変化します。だけど、性格が変わるわけではないのです。
「こんなふうに考えてしまう自分が嫌だ」と落ち込むより、「こんなふうに考えてしまうのが自分なのだ」と、嫌でも受け入れる。だって、これが私なのだから。
自分の考えを否定しないこと。誰かに否定されたら悲しいでしょう?自分自身のことも欺かないであげてほしいです。
自信を持つのはあとでいいのです。
自分の性格を自分自身が丸ごと理解できたら、勝手に自信はついてきます。
いかがでしょうか。
どなたかの心の健康に役立つと嬉しいです。
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